建築の着工から竣工まで!パズルの完成に立ち会える~水道工事の使命!【前編】
一つの建物を建設するためには、複数の業者が、それぞれ工事できるタイミングで現場に入り、作業を進めていきますが、
水道工事は、ほぼ全工程に携わるお仕事になります。
それはまるで大きなパズルのピースが一つずつはめ込まれていくのを、見ているかのよう…
徐々に形になり、立派な建物が完成していくまでの、水道工事の役割を詳しく見ていきましょう。
- 建設業で○○な専門職
- ほぼすべての職種協力業者と関わる水道工事
- 仮設工事
- 基礎躯体逃げ
- 先行外構
- ピット内配管
- ほぼすべての職種協力業者と関わる水道工事
- ビル配管施工の手順フロー図
- まとめ
建設業で○○な専門職
建設業には、基礎工事から足場組立、建物の構造部材をつくる躯体業者、外構業者、建物内部を担当する内装業者など
複数の建設業者が、それぞれの専門分野で活躍しています!
中でも、トヨタビルサービスのような給排水や空調であったり、電気、ガスなどを担当する設備工事業者は、
何もない土地から建物が完成するまでの全工程の中にmissionがあり、着工から竣工までに携わることができます。
ほぼすべての職種協力業者と関わる水道工事
仮設工事
「工事のスタート段階から、水道は必要ないのでは?」と思う方も、いらっしゃるかもしれませんが、
マンションやビルを建設するには、1フロアに20日以上かかります。
その間、多くの業者さんが、工事用水や仮設トイレを使えないのは困ってしまいますよね。
だからこそ、現場作業を円滑に進めるために、業者さんのための水回り設備を設置する「仮設工事」が必要になります。
スリーブ取付
水道管や排水管などを、建物の床や梁に配管を通すための穴を作る作業です。
その筒となる管材を、スリーブと呼びます。
コンクリートが流し込まれる前に、このスリーブを取り付けておくことで、配管が貫通できるようになります。
▼ピットの梁にスリーブを取りつけた写真
先行外構工事
建物が建つ前に、土台作りを行う工事です。
完成してしまえば、隠れてしまう場所ではありながら、水が滞りなく行き来するための、水道工事の中でも、大切な作業になります。
内容は主に排水桝、排水・給水管の埋設などがあげられます。
作業するタイミングとしては、1階の床が完成し、1階の壁が建つ前(足場が立つまで)に行われます。
※1階の壁が建つと重機の作業が困難になるので、その前に手掘りで仕上げが可能な程度まで重機を使って配管し、埋設していきます。
▼1階足場が解体された後の手作業配管
ピット内配管
マンションやビルには「ピット」と呼ばれる空間が設けられていて、先行外構の際に外の土に埋めたパイプの先をピット内に突き出しておくと、
先行外構がおわり、壁が建った後や足場が組まれた後にピット内だけで配管することができます。
ピットがあることによって、点検のたびに土に埋まっている配管を掘り起こさなければならない…ということがなくなるわけです。
一般的には1階床下にある「地下ピット」が主流ですが、中には上階と下階の中間階にピットを設けることもあります。
工事のタイミングは、2階フロアの天井=3階の床が仕上がった後となります。
「地下ピットなら1階が完成すれば、すぐに始めてもいいのでは…?」と思う方もいるかもしれません。
実は、以下の図のように、コンクリートを打った後には養生期間が発生します。
▼養生が終わる順番とピット内配管を行うタイミング
コンクリートを打つときは、
という工程で行います。
この「型枠」を外側から支えておかないと、ドロドロのコンクリートが流れ出てしまうことになります。
それらを支えるパイプサポートが解体してからでないと、1階に出入りすることができないのです。
▼型枠を支えるサポート
ビル配管施工の手順フロー図
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、水道工事は、着工から竣工までのパズルの完成に立ち会える!
ということをご紹介させていただきました。
次回は
内部配管~通水試験までの過程を細かくご紹介いたします!
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